審査員の講評(抜粋)
極めて正統な本造りがアイロニックへ繋げる役割に なっている。本文のUV加工は正規を拒絶する者の背 中を押す。心の奥に土足で踏み込んでくるようなビ ジュアルは写真を過去の物として留めておかない。 文学性を含んだ芸術書はデリカシーに満ちている。 (緒方修一)