概要

造本装幀コンクール概要


造本装幀コンクールは、日本書籍出版協会・日本印刷産業連合会が主催する 造本装幀にたずさわる人々(出版、印刷、製本、装幀、デザイン)の成果を総合的に評価する 出版業界で唯一の賞です。
同コンクールは、「美しい本」づくりをめざす意欲を高め、国内・海外に向けて 造本技術・装幀デザインの素晴らしさを紹介し、また、読書推進をはかり、 ひいては出版文化産業の発展を促すことを目的とします。
入賞作品は、ドイツ・ライプツィヒの「世界で最も美しい本コンクール」に日本を代表して出品され、 さらにフランクフルト・ブックフェアで展示されます。
国内では、全出品作品を都内で公開展示し、その後、入賞作品は、印刷博物館をはじめ国内巡回展示され、 最終的に、全出品作品(一部、入手不可能な作品を除く)は国立国会図書館の原装保存コレクション※として収蔵される。

※原装保存コレクションへは、第47回の作品より収蔵されている。原装保存コレクションの詳細(外部サイト)


各賞


三賞


・文部科学大臣賞|1点
 造本上美しく、装幀・デザインおよび内容等総合的に優秀と認められ、将来に示唆を与えるもので、文部科学大臣賞にふさわしいもの。
・経済産業大臣賞|1点
 造本装幀について印刷・製本技術および材料の選択等優秀と認められ、本としての機能を発揮し、全体的に調和のとれたもので、経済産業大臣賞にふさわしいもの。
・東京都知事賞|1点
 造本装幀、創造性等優秀と認められ、社会教育および出版文化の発展向上に寄与するもので、東京都知事賞にふさわしいもの。


審査員奨励賞


・審査員奨励賞|3点以内
 技術や表現に新しい試みや工夫が施され、今後の展開が期待されるものや、若い装幀家を育成に資するものなど、審査員が特に推奨する作品。


主催団体賞


・日本書籍出版協会理事長賞|6点
 三賞に準じ、企画・編集も含め、各部門で最も優れたもの。
・日本印刷産業連合会会長賞|6点
 特に印刷・製版・製本・加工技術に優れ、しかも全体的に調和のとれたもの。


後援団体賞|各1点


・日本図書館協会賞
・読書推進運動協議会賞
・日本製紙連合会賞
・出版文化産業振興財団賞
 総合的に優れたもので、各団体の性格にふさわしいもの。


選考条件


出版社、デザイナー、印刷会社、製本会社の協力の下で制作された、造本技術・装幀デザインが優秀な本で、特に次の条件を備えているものとします。


主催・後援


主催
一般社団法人 日本書籍出版協会 / 一般社団法人 日本印刷産業連合会


後援(予定)
文部科学省、経済産業省、東京都
(公社)日本図書館協会、(公社)読書推進運動協議会、日本製紙連合会
(一財)出版文化産業振興財団


協賛
(一財)日本出版クラブ